旋盤を購入 SIEG C3 Mini Lathe

 ヤフオクで安い旋盤を買ってしまいました。
上海 SIEG の C3 です。安く売っている旋盤はほとんど SIEG の C1 か C2 か C3 のようですね。
付属品多めのやつで、73,000円+オプション 四爪チャック 6,000円です。

段ボール箱一箱で届きました。重量 50kgくらいですが、普通に一人で持てました。
開梱して付属品を並べたところ。
  • オプションの四爪チャック (100mm)
  • 三爪チャック (100mm) 内爪と外爪付
  • 面板
  • 面板用クランプ 4組
  • クイックチェンジ刃物台+ホルダ3個 (つかめるのは 10mmのバイトまで)
  • 固定センター
  • 回転センター
  • ドリルチャック+アーバー
  • ローレットホルダー+ローレット駒(綾目)
  • 移動振れ止め
  • 固定振れ止め
  • バイト11本 ハイス ロウ付け 10mm (研がないと使えない)
  • 差込み式バイト (研いである) とホルダ 2組 ホルダ12mm
  • ねじ切り用の交換歯車
  • スレッドダイヤルインジケータ 16T
  • スレッドダイヤルインジケータの交換軸 15T 14T
  • スパナと六角レンチ

これらを別に買うと、とても高額になるので付属品の多いものを選んで買いました。


英語の説明書と製造元で計測した検査票も入っていました。
主軸面の振れが 0.01mmとか六項目記録されていて、検査日 2014年1月4日になっています。
取扱説明書には分解図とパーツリストと配線図もついています。
旋盤を使うためには、これら付属品の他に
  • 卓上グラインダー と オイルストーン (バイトを研ぐ)
  • スケイタ (バイトの高さを合わせる薄板)
  • センタードリル
くらいは必要になるので、別に用意しておきます。


電源を入れる前に、主軸を手で回してみて、異常のないことを確認してから電源を入れて試運転してみると、主軸のガタもなく回転もスムーズでしたし、スライド部のガタもなく特別問題ありませんでした。往復台の動きが渋すぎるのと、縦送りハンドルの軸が曲がっていたくらいです。
近くにあったステンレスのパイプを削ってみましたが、調子よく削れました。

動作確認が終わったので、分解して調整と注油を行います。
往復台の動きが渋いのは、往復台のクランププレートを調整して、ガタなくヌルヌル動くようになりました (クランププレートが斜めについていた)。クランププレートは親ネジを外さなきゃ調整できないのでけっこう面倒。
ネジ切り用のギアが付くプレートと往復台エプロンの中のハーフナットのバリが激しくて動作が引っかかるのでここはヤスリで修正しておきました。簡単。
ネジ切り用のギアがきつくてブッシュから抜けないんですが、どうしようか考え中。無理に抜くとプラスチックのギアが壊れそう。
スレッドダイヤルインジケーターの動きが悪くて引っかかる。ガタが大きいからかな? インジケーターは無くてもいいので、このまま放置でもいいし、気が向いたら治すということにする。

元通りに組み立てました。調整して注油したので、スライド部がガタ無くヌルヌル気持ちよく動くようになりました。

開梱から分解調整して組み立てるまで 12時間位かかりました。機械をいじって楽しかった。

旋盤としてはとても安価な品物ですが、8万円くらいとそこそこ高価なものなので、全然使えないものが届いたらどうしようと、やや心配でしたが、旋盤として基本部分はしっかりしているので安心しました。

このブログの人気の投稿

windowsで「インターネット接続の共有」の設定

月刊 I/O 記事リスト 1976~1989

X68000実機のROMを保存