2013年4月24日水曜日

Roland S-MPU64 / EDIROL UM-4 を Windows 7 や Windows 8 で使う

古い USB - MIDI インターフェースの Roland S-MPU64 / EDIROL UM-4 は、メーカーのサポートが Windows XP までで、説明書通りの手順では最近の Windows にドライバーのインストールを行うことが出来なくて使用することが出来ません。
ですが、手動でドライバーをインストールすることで、Windows 7 と Windows 8 でも使用することが出来ましたので、その時の手順を書きます。
32bit 版 Windows では特に制限もなく 4in / 4out として使えます。
64bit 版 Windows では 2in / 2out しか使えませんでした。


32bit OS の場合


32bit 版の Windows 7 と Windows 8 なら、 Windows XP 用のドライバーを手動でインストールすることで S-MPU64 / UM-4 を使用することができます。
32bit 版 Windows では特に制限もなく 4in / 4out として使えます。

ドライバーインストールの手順



S-MPU64 / UM-4 の Windows XP 用ドライバーをダウンロードして、展開しておきます。(Windows XP 用ドライバーは 32bit 版しかありません)
Roland のトップページで「MPU64」とか「UM-4」を検索すればすぐに見つかります。

インストーラーでインストールしようとしても「対応 OS じゃない」とメッセージが出てインストール出来ないので、以下のように手動でインストールします。

MPU64 / UM-4 を PC に接すると [コントロールパネル] - [デバイスマネージャー] で「不明なデバイス」として表示されるので、「ドライバーソフトウェアの更新」を選択します。
「手動で検索してインストール」を選択
「一覧から選択」を選択
「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を選択
「ディスク使用」を選択
「参照」ボタンを押して、ダウンロードしたドライバーを展開したフォルダを指定する
ドライバーに含まれるモデル名が表示されるので、「EDIROL UM-4」を選択して [次へ]
これでインストールの完了です
デバイスマネージャーから「不明なデバイス」が消えて「EDIROL UM-4」が追加されました
これで DAW 等から使えるようになりました。
4ポートの入出力が使えます。


64bit OS の場合


MPU64 / UM-4 の 64bit ドライバーが存在しないようなのですが、代わりに UM-2 のドライバーを使用することで 64bit OS でも MPU64 / UM-4 を使用することができます。

この場合、使えるポートが 2in / 2out に限られてしまいます。

ドライバーインストールの手順


UM-2 の 64bit ドライバーをダウンロードして、展開しておきます。
Roland のトップページで「UM-2」を検索すればすぐに見つかります。

インストーラーでインストールしても MPU64 / UM-4 では使えないので、以下のように手動でインストールします。
MPU64 / UM-4 を PC に接すると [コントロールパネル] - [デバイスマネージャー] で「不明なデバイス」として表示されるので、「ドライバーソフトウェアの更新」を選択します。
「手動で検索してインストール」を選択
「一覧から選択」を選択
「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を選択
「ディスク使用」を選択
「参照」ボタンを押して、ダウンロードしたドライバーを展開したフォルダを指定する
ドライバーに含まれるモデル名が表示されるので、「UM-2」を選択して [次へ]

警告が出た場合は、よく読んで理解してから続行する。
これでインストールの完了です
デバイスマネージャーから「不明なデバイス」が消えて「UM-2」が追加されました
これで DAW 等から使えるようになりました。
64bit OS では 2ポートの入出力が使えます。

2013年4月14日日曜日

音の出ない YAMAHA DX7 の直し方

バックアップバッテリーが消耗してしまって、メモリーの内容がデタラメな値になってしまうとシンセサイザーの音が出なくなってしまいますので、その直し方を書きます。

バックアップバッテリーを交換せずにこの操作を行なっても、一時的に音が出るようになりますが、シンセサイザーの電源を切って少し置くとまた音が出なくなりますので、継続して使用するならバックアッップバッテリーの交換を行いましょう。作業内容は TX81ZV50 のバッテリー交換と同じです。


付属のROMカートリッジがある時


DX7 シリーズは新品購入時にメモリーの内容を工場出荷時の状態に初期化できる ROM カートリッジが付属していますので、メモリーの内容がおかしくなって音が出なくなっても、この ROM カートリッジを使えば簡単に直せます。

自分が持っている DX7s の場合だと、メモリープロテクトを OFF にして ROMカートリッジの バンク4 を読み込めば作業完了といった感じで、すぐに終わります。

取扱説明書に記載されている操作なので、所有している機種の取扱説明書を読んでみてください。
ヤマハのダウンロードページ製品情報ページからダウンロードして取扱説明書を読むことができます。

ROMカートリッジで初期化作業をすると、音色データだけではなくシステムセットアップデータも読み込まれて設定も初期化されるので、DX7 を使うなら ROMカートリッジを持っておいたほうが便利です。


ROMカートリッジがない時


ROMカートリッジが無い場合は音色データをどこかから持ってきて、音色データを MIDI で DX7 へ送信して、さらに DX7 の設定を手作業で設定し直す必要があります。

音色データのシステムエクスクルーシブデータなどを所有していない場合、ヤマハの DX Simulator という PLG100-DX / PLG150-DX 用の音色エディタに、初代 DX7 の音色テータが含まれているので、これを使用すると手軽です。

ヤマハのダウンロードページからダウンロードしてインストールします。
Windows vista 以降だと、普通に DX Simulator を起動しようとしても起動しないかもしれません。その場合、右クリックのメニューから管理者として実行します。
DX Simulator が起動したら MIDI 出力のポートを指定しておきます。
30年近く前のシンセサイザーを使おうと考えるような人なら、MIDI インターフェースくらい持っていることでしょう。
パソコンの MIDI-OUT と DX7 の MIDI-IN を接続して「DXバルクデータ送信」を実行すると音色データが DX7 に送信されます。
DX7 側で正常に受信できると、メッセージが出ます。
受信できない場合は DX7 側で

  • Memory protect (INT protect) が OFF
  • Device number が 1
  • Exclusive が ON

に設定されているか確認して、再度送信してみます。

受信できたら DX7 本体のナンバーキーを押して音色を選ぶとディスプレイに音色名が表示されて、鍵盤を弾けば音が出るようになったと思います。
音色名が表示されるのにまったく音が出ない場合、DX7 の設定で

  • MIDI のローカルコントロールが ON (OFFだと MIDI-OUT はするけど音は出ない)
  • TOTAL VOLUME が上がっているか (本体のボリウムスライダーの他に、音量の設定がある)

あたりを確認します。
電池が消耗した場合、きっとマスターチューニングとマイクロチューニングの設定も変化していると思いますので、設定しなおしておきます。

DX Simulator は、元々プラグインボード用の音色エディタ兼ライブラリアンなのですが、実機の DX7 でも音色エディットや音色の並べ替え、音色のコピーなんかに使えて便利です。
取扱説明書を読んで使ってみてください。

2013年4月11日木曜日

YAMAHA V50 LC鍵盤分解

520円だったジャンク品の YAMAHA V50 を掃除しました。

蓋を開けた所
TX81Z と同じく、スイッチング電源ではありませんでした。
1989年発売
バラバラに分解してお掃除です。


LC鍵盤の分解方法


鍵盤が不意に外れないように押さえているゴムを外します。
ゴムを外したら、鍵はフレームに引っかかっているだけなので、奥側に押し込むと外れます。
簡単。
鍵を全部外して清掃です。
組み立てる時は鍵側に板バネをセットしてから、外した時の逆の手順で組み立てます。黒鍵は全部共通で、白鍵は根本に音階が書いてあります。
FS鍵盤と違ってベロシティセンサーが変形する心配がないので、気楽に組み立てます。


音の出ない YAMAHA V50 の直し方

ヤフオクで音の出ないYAMAHA V50 を購入しました。少し前に、似たような性能で鍵盤がない TX81Z を購入したばかりなので、本気で入札していたわけではないのですが、520円で落札できてしまいました。
自分がオークションの様子を見ていた期間では、V50 の 入札件数は少なくて、1,000円~3,000円くらいで終了していましたが、V2 は 3,000円~5,000円くらいで終了していました。どうして V2 のほうが人気あるんでしょうね。V2 と比べて V50 は同時発音数が倍の 16音で、V2に無いエフェクタとPCMのリズムマシンとシーケンサーも付いていてお得だと思うんだけど。V2 は少しコンパクトなのがいいのかな?
音が出ないのは、きっとバックアップバッテリーが消耗して設定がおかしくなっているせいだろうと思っていたのですが、やはりその通りで、メモリーを初期化したら問題なく使えるようになりました。お買い得でした。
電源を入れたら「Change int battery!」と出て、音色名もぐちゃぐちゃになっています。


とりあえず簡単に音が出るか確認する方法 - YAMAHA V50


バックアップ電池が消耗したために、シンセサイザーの設定がおかしくなって音が出なくなっても、V50は本体 ROMにデモ曲を持っていて、デモ曲を演奏するとシンセサイザーの設定もデモ曲演奏用にセットされて音が出るようになります。
デモ曲の演奏方法は、ヤマハのダウンロードコーナーでダウンロード出来るV50の取扱説明書にも書かれていますが、以下に簡単に掲載します。

電源を投入後、キーパネル右上の [DEMO] ボタンを押します。
ファンクションキーで「ROM Play」を選択
ファンクションキーで「Yes」を選択
データ読み込み中
ファンクションキーで「START」を選択
演奏中。
一度デモソングを演奏させると、鍵盤を弾いてもちゃんと音が出るようになります。
この操作で音が出るようになっても、電源を切って少し経つとまた設定がおかしくなりますので、継続して使用するならバックアップ電池の交換を行いましょう。



YAMAHA V50 バックアップバッテリーの交換


メイン基板にタブ付きのリチウム電池 (CR2032) が半田付けされているので、ハンダゴテで外して交換します。
リチウム電池に直接ハンダゴテを当てると、熱で電池が壊れますのでタブ付きの電池か電池ホルダを使用するようにします。TX81Z の時と同じようにユニバーサル基板の切れ端を使っていい感じに電池ホルダを取付ました。
バックアップ電池を交換したら、TEST MODE でメモリーの初期化を行います。


YAMAHA V50 メモリー初期化の方法 FACTORY SET


電源投入後 [SEQ] ボタンを押しながら [CARD] ボタンを押しながら [DEMO] ボタンを押してTEST MODE に入ります。
いっぺんに全部のボタンを押すのではなくて、[SEQ] - [CARD] - [DEMO] の順に押しっぱなしにすると簡単に TEST MODE に入れます。
TEST MODE に入った所。
数秒するとメニューが表示されますので [DEMO] ボタンを押します。
テンキーの [YES] ボタンを押して、FACTORY SET を実行します。これでメモリーの内容が工場出荷時の内容に初期化されます。
オープニングメッセージも元に戻りました。
ついでにメイン基板の写真を掲載。

基板全景
左側
IC702 YAMAHA XD681A0 CPU (HD63B01 メモリ内蔵 キースキャン周り)
IC703 YAMAHA XF148A0 CPU (HD63C03 メインCPU)
NEC D43257 32k×8bit SRAM
HITACHI HM65256  32k×8bit SRAM 3個
YAMAHA XF805H0 マスクROM
ADC0806 A/Dコンバータ
WD1772 フロッピーコントローラ
右側
IC730 YAMAHA XF148A0 CPU (HD63C03 サブCPU 音源周り)
YAMAHA XF804F0 マスクROM
SANYO LC3564 8k×8bit SRAM
YAMAHA YM2424 OPZII (FM音源) 8音ポリが 2個で16音ポリ
YAMAHA IG15601 MIX (FMとPCMのミックス) 2個
YAMAHA YM3602 OPRW (PCMリズム音源)
YAMAHA(?) XF653A0 リズム音源 WAVE ROM
YAMAHA YM3413 DSP (デジタルエフェクタ)
HITACHI HM65256  32k×8bit SRAM DSP ワーク用
YAMAHA YM3028 DAL(D/A コンバータ 4ch出力)